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ゲリラ豪雨に遭遇した時に覚えておきたい事

最近、夏になると「ゲリラ豪雨」という言葉がメディアからよく聞こえてきます。

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ゲリラ豪雨という言葉は2000年代に入って使われるようになりました。以前は「集中豪雨」といった言葉で表現されていました。意味は、突発的に雨が激しく降る現象を指します。1時間で雨量100mmを超える量で、戸建は床下浸水、道路は冠水といったレベルです。当然、クルマも浸水していまいますね。

そこで今回はゲリラ豪雨の対処法5つをご紹介いたします。

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●対処法その1 まずはエンジンをストップさせる!

車内にまで水が入ってきた場合は、すぐにクルマをストップ!その次に避難経路を考えます。

ハイブリッドカーや電気自動車では高い電圧のバッテリーを搭載しているので、漏電して感電する可能性がないとは言いきれません。車両から離れるほうが賢明なこともあります。

ちなみに、その後、水が引いたとしてもエンジンまで水が被ってしまったと思ったらエンジンをかけるのは絶対にNGです。エンジン内に水が入った状態でエンジンをかけると壊れてしまうこともあるようです。

●対処法その2 パニックにならない!「冷静」になること。

タイヤぐらいまで水が押し寄せるとドアは水圧のため簡単には開きません。この状態でパニックになる人が多いです。一旦、深呼吸、まずは冷静になること。

万が一、窓が水面より上だったら、シートベルトをはずし窓ガラスを開けて脱出してください。考えたくありませんが、クルマが水中に沈んでからでは、生存率が一気に下がります。

●対処法その3 「パワーウインドー」が動かなくなったら。

最近のクルマの窓はほとんどがパワーウインドーです。機械のため水が入ったら作動せず、窓から脱出するのが難しいです。

そういった時は、ドアロックを解除して足でドアを蹴り開けて脱出してください。ちなみに、JAFの検証テストによると、水位90cmで「セダン」「ミニバン」のパワーウインドーは作動しないそうです。

 ●対処法その4 自動車用緊急脱出ハンマーで窓を破壊する。

万が一、車内に閉じ込められてしまった時の対処法もご紹介します。足で押してもドアが開かない場合、どうするか!?そんなときは自動車用緊急脱出ハンマーで窓を破壊してください。

実際に使用する場合はウインドーガラスの隅を破砕すると簡単に割れます。いざという時のために車内に準備しておくと良いでしょう。

●対処法その5 高いところを目指すこと。

「浸水」「冠水」被害を防ぐためには先回りすることが大切。運転中や駐車中にクルマが浸水・冠水する可能性があると感じた時は、すみやかにクルマを高台などへ移動させましょう。