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ゲリラ豪雨で愛車が水没してしまったあとの対策

近年は突発的なゲリラ豪雨や大型台風の影響で河川の氾濫など自然災害が頻発しています。その雨量は戸建が浸水してしまうぐらいですから、当然、クルマも水没してしまいます。

もしも、愛車が水没してしまったらあなたはどうしますか?ケータイの水没と違い、クルマを簡単に買い替えできる人はごく少数でしょう。

そこで、修理するべきか、それとも買い替えるべきか?その判断ポイント4つをご紹介いたします。

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■ポイント1 水没したクルマの価値を考えてみる。

家の資産価値は新築時は高く、年数がたつほど下がります。築30年では家の資産価値はゼロと言われています。クルマも同様の考え方で、新車購入5年で約半分、8〜10年でほぼ価値はゼロと言われています。低年式で水没してしまったけれど、買い取り価格が付く場合は思い切って売却するという選択肢もあると思います。

■ポイント2 総額の修理費用を確認する!

水害の修理費用は高額となることが一般的です。あくまで目安ですが、シートの下まで浸水した場合は約25万円以上、シートの上まで浸水してしまうと約50万円以上かかるとも言われているようです。そのため、購入費用や下取り査定を基準に、修理予算を予め決めておくことを推奨します。また、水害のクルマは、時間が経過すると損害を広げますので、修理の判断は早めに決めましょう。

 ■ポイント3 保険会社が、どれくらい払ってくれるのか?

まずは自分が入っている車両保険を確認してみてください。各保険会社、保険料によって差異があると思いますが、水没は意外に高額な保険が下りるケースもあるようです。また、水害による損害は、車両保険を使っても次回の保険料は上がりませんので、使える人はぜひ使ってください。

 ■ポイント4 修理後のトラブルと安全性に問題はないか?

残念なことに水没したクルマは完全に元通りにはなりません。見えない部分からトラブルが発生することもあります。例えば、「下回り、ペダル類、シート内のスプリングの錆びや腐食」「シート、シートベルト、フロアマット、トランク内などの異臭や汚れ」「エアコンの臭い」などは大掛かりな修理、交換が伴ったり、現実的には全取っ替え=修理の範疇を超えることがあります。

修理費用のこともありますが、安全に走行できないクルマであれば、買い替えが最も賢明ではないでしょうか。また、水没してしまったクルマは冠水歴が残ります。売却時は大きな査定マイナスとなりますので、その部分も検討してください。

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